具体的な医療の内容に関する項目は以下の内容を報告する(平成30年度分)。①幅広い手術の実施、がん・脳卒中・心筋梗塞等への治療、重症患者への対応、救急医療の実施、急性期後・在宅復帰への支援、全身管理、疾患に応じた/早期からのリハビリテーション、長期療養患者・重度の障害者等の受け入れ、有床診療所の多様な機能。ただし、報告内容については、制度開始以後、継続的な改善が図られているものの、病棟単位での報告となるため、主たる機能を自主的に報告させており、医療機能を選択する際の判断基準について医療機関に判断がゆだねられていること、病棟単位における医療提供に係る情報について、負担等を考慮し報告内容について年次、月次のデータが混在しており、定量的基準を示す内容については限界があること、未報告の医療機関が一定数存在しているなど、引き続き改善されていくと考えられている。
(上村知宏)