ノーリフトポリシー

 オーストラリア看護連盟が看護師の腰痛予防対策のために平成10(1998)年頃提言され、危険や苦痛の伴う人力のみの移乗を禁止し、自立度を考慮した福祉用具を有効活用して介助者の腰痛予防にも取り組むことをいう。移乗介助は、看護や介護現場で提唱されている。安全で安心な介護を提供するには、労働安全衛生マネジメントの構築と、拘縮や褥瘡を予防するため(寝かせきりゼロ)ケアの質の向上を目的に「ノーリフトケア(腰痛予防対策)」と表現する。
(加藤友野)