認定こども園

 子どもたちが地域で健やかに育つ環境整備を目的とし、就学前の教育・保育の多様なニーズに対して教育と保育を一体的に提供している幼稚園と保育園の機能をもち合わせた施設である。認定こども園は、平成18(2006)年に制定された「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」(認定こども園法、平成18年法律第77号)において制定され、①就業前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能、②地域における子育て支援を行う機能が備わった施設である。各都道府県条例で定められた認定基準(①、②の機能に加えて職員資格、学級編成、教育・保育の内容など)を満たすことにより都道府県知事から認定こども園の認定を受けることができる。認定こども園の種類として①幼保連携型、②幼稚園型、③保育所型、④地方裁量型の4つに分類されており、各地域の特性・実情に応じた型で運営されている。
(小口将典)