障害者支援施設

 障害者につき、施設入所支援を行うとともに、施設入所支援以外の施設障害福祉サービスを行う施設である。従来の日本の障害者施設・事業の体系は、療護施設(身)、更生施設(身・知)、授産施設(身・知・精)、福祉工場(身・知・精)といった「施設サービス」、ホームヘルプ(身・知・児・精)、デイサービス(身・知・児・精)、ショートステイ(身・知・児・精)などの「居宅サービス」として分けられていたが、現行の障害者総合支援法では、日中活動(日中活動の場)と居住支援(住まいの場)というように「機能」によって分類されている。それによって、障害者の能力やニーズに応じて、複数の事業を組み合わせて個別の支援ができる仕組みとなっている。この日中活動と居住支援の施設入所支援が組み合わされた施設を「障害者支援施設」という。
(小口将典)