行動主義

activism
 行動心理学の概念とは違い、非営利の世界では改革を求めるボランティア活動、あるいは社会運動団体のなかの有償あるいは無償の個人活動の1つの形である。また、時間や機会がないとか、積極的にかかわりたいとしてボランティア活動をしないで寄附金を出すことを小切手行動主義(checkbook activism)という。なお、行動主義者(activist)とは、企業の世界でいう「もの言う株主」ではなく、市民参加、政治参加、社会運動、抗議運動、社会改革などで特に活動的な人たちを指し、アクティビスト組織といえば、デモやボイコットや訴訟など各種のアドボカシー活動をする組織のことである。また、同じ意味で1990年代にイギリスを中心とし、その後ヨーロッパ諸国で使われる用語に「行動する市民」(active citizenship)がある。それは社会福利と身障者や困窮者の社会的インクルージョンに関する市民の責任と義務を訴える社会政策の中核の概念である。
(堀田和宏)