介護福祉士

 社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識および技術を用いて、身体上または精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、ならびにその者およびその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう。名称独占の国家資格である。資格取得には3ルートあり、3年以上の介護業務等の実務経験および都道府県知事が指定する実務者研修等受講と介護福祉士養成施設や福祉系高校卒業後に国家試験を合格する必要がある。令和2(2020)年に公布された地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律において、養成施設卒業者への国家試験の義務づけの猶予に関する経過措置が、令和7(2025)年まで再延長された。
(加藤友野)