アウトカム

outcome
 政策やプログラムの業績(performance)を測定する場合に、その結果はアウトプット(output)、アウトカム(outcome)、インパクト(impact)に区別して評価される。一般的には、政策やプログラムの目的を達成するために諸資源が投入(input)され、それを利用した活動(政策やプログラム)が執行されたことによる結果がアウトプット(output)であり、そのアウトプットが事前に設定された目的に対してどの程度の成果をもたらしたかがアウトカム(outcome)とされる。さらにインパクト(impact)は、その結果のより広い影響を指す。しかし、これらの区分けが明確にされていない場合もあり、さらに分野によって若干の違いも見受けられる。一般的にはアウトプットを「結果」、アウトカムを「成果」とし、インパクトまではあまり議論されないことが多い。またインパクトを、政策やプログラムの目的の間接的な影響(波及効果)と捉える見方と、政策やプログラムの策定主体のより大きな目標やミッションに照らしての達成への貢献度として捉える見方がある。多様な主体がセクターを超えて社会課題の解決に向けて事業を協働して行うコレクティブ・インパクトや、共通価値の創造(CSV:Creating Shared Value)など、社会の変革を目指す活動が注目されるなかで、社会的インパクトの評価が重視されるようになった。
(吉田忠彦)