講習会レポート:公益・一般法人の『経理環境』のあるべき姿と構築の方法(2020年7月17日 東京)

日付:2020年7月17日(金)
会場:損保会館2F 大会議室
参加者:33名
[午前の部]
講師:税理士・CFP 石川 広紀 先生
課題:公益・一般法人の『経理環境』のあるべき姿と構築の方法
課題細目:
1 ダメな現預金・有価証券・証拠書類・固定資産の管理例
2 不適切な状態が続いた場合のリスクと損害賠償
3 公益・一般法人にとっての適正な経理環境構築のポイント
[午後の部]
講師:公認会計士・税理士 和田一夫  先生(午後の部)
課題:公益法人会計を適用した決算書の構造と最低限必要な見方
課題細目:
1 企業とは異なる決算書の構造と科目説明
2 貸借対照表と正味財産増減計算書の関係
3 財務基準(公益法人・移行法人)と決算書

 7月16日・17日に開催された第54回公益・一般法人夏期特別講習会のうち、17日開催の講座に実際に受講した。
 午前の部は「公益・一般法人の『経理環境』のあるべき姿と構築の方法」と題された新任経理担当者を対象とした講義であった。講師は税理士・CFPであり、名古屋に事務所を構え、東海3県を中心に多くの公益法人・一般法人の顧問を務める傍ら、講演・執筆等と幅広く活躍されている石川広紀先生が務めた。
 講義では、経理担当者にとって基本となる現金・有価証券・固定資産の管理について、業務目的の明確化と不正防止の観点で行われた。また不正が実際に起こってしまった場合のリスクや適正な経理環境構築するためのポイントについても触れるものであった。受講者からは「重要なポイントについてはメリハリをつけ、また丁寧な話し方のため知識が定着した」などの満足度の高い声が多数あげられた。

 午後の部の「公益法人会計を適用した決算書の構造と最低限必要な見方」も同じく新任経理担当者を対象とした講義であった。講師は公認会計士・税理士であり、日本公認会計士協会非営利法人委員会副委員長である和田一夫先生が務めた。
 講義では、公益法人・一般法人(移行法人)経理担当者が作成する決算書の意義・構造等を、今まで経理業務に触れたことがない担当者でも理解しやすいように非常に丁寧に行われた。講義後半では財務三基準である公益目的比率・遊休財産規制・収支相償についても丁寧に説明された。受講者からは「ユーモアがある話し方で聞きやすい、頭に入りやすい」などの声が多くあり、経理業務を経験していない担当者にとっては有意義かつ実務に繋がりやすい内容である。

(相談室 高野恭至)

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