熊谷則一著/一般財団法人公益財団法人の評議員会Q&A 2011年9月発行


財団法人役職員必携の1冊

これからの評議員会運営について、 熊谷1 具体的な状況を想定して書かれた実務書。新制度の評議員会を乗り切るノウハウをQ&A形式で解説。財団法人役職員必携の一冊。

定価 3,600円(税込)/会員3,200円(税込)並製・A5判・292頁

主要目次

第Ⅰ章 評議員会の事務日程の作成
第Ⅱ章 評議員会の招集
第Ⅲ章 議案の作成
第Ⅳ章 招集に関する緊急事態
第Ⅴ章 評議員提案権
  第Ⅵ章 評議員会の運営
第Ⅶ章 説明義務・動議
第Ⅷ章 評議員会終了後の手続等

資料

著者プロフィール

昭和63年3月に東京大学法学部卒業後、建設省(当時)勤務を経て、平成6年4月から弁護士。平成19年12月に涼風法律事務所設立。 主な著書として『公益法人の基礎知識』(日本経済新聞社)など。

著者に聞く

――この本を書かれたきっかけについてお聞かせください。
「まず、今回の公益法人改革問題は、大変大きな制度改正であることは間違いありません。今、多くの法人の方が移行のため苦労されて います。そのため、今回の制度改正では移行が非常にクローズアップされていますが、それ以上に重要なのは、運営そのものについて 法律によってさまざまな詳細な規定が設けられたということです。
 とりわけ社員総会や評議員会に関する運営についても大きく変わった部分がある一方で、まだ既存の法人の方々がそこにまで研究が追 いついていないという現実があり、これはなるべく早めに情報を提供しておくべきだと思ったのがきっかけです。」
――この分野においてQ&A形式で書かれた初めての本だと思います。
「類書はないとは言いながら、やはり重要であることは間違いありません。まだ移行が終ってないところもたくさんありますが、なるべく早い段階で、その先を見据えて出したほうがいいという思いはありました。」
――本作は実務書でありながら、表紙のデザインが一般の文芸本に通ずる部分があると思います。この狙いはどういったところにあるのでしょうか。
「法律の本ですから、内容がどうしても堅くなるのは仕方がありませんが、評議員会や社員総会を運営する方々は、必ずしも法律の専門家ではありません。ただ、そういった方々もある程度知識として備えておく必要があると思いますので、法律の専門家でない方々も含めて、多くの方々にこの本を手に取っていただければという思いもあり、編集部の方と相談しながら、今までの実務書とは雰囲気の変わった体裁にしました。」
――本を書かれたきっかけから体裁、Q&A形式など、すべては読み手が読みやすいようにという熊谷先生の思いが込められているわけですが、書かれるうえで苦労された点やこだわった点はどういうところでしょうか。
「実務書ということで意識したのは、なるべくニーズに合ったものを書きたいということです。基本的な考え方から、実際に社員総会 を準備する、運営する、さらにはその後というところまで、あらゆる状況を網羅しながらQ&Aの形に起こしていくということを、一番意識しました。
 その網羅性も、もっとも意識したところであり、また苦労した点でもあります。逆に細かくなり過ぎて、内容が分かりにくくなることも避けたかったため、そのあたりのバランスを取ることに苦労しました。」
――最後に読者にメッセージをお願いします。
「対象としている方々は社員総会や評議員会に関わる方ということで、基本的には理事の方、監事の方、事務局の方、こういった方たちにぜひ読んでいただきたいと思います。Q&A形式ですから、気軽に手にとって読んでいただければと思っています。もちろん内容的には決してうすいということはありませんから、例えば一般社団法人、公益社団法人、一般財団法人、公益財団法人を支援する専門家の方々、税理士、公認会計士、弁護士、行政書士といった専門家の方々にもぜひ読んでただきたいですね。こういった本は今までありませんから、アドバイスでミスのないよう研究していただければと思います。」
(『公益・一般法人』2011年11月1日号「著者に聞く」より抜粋)

2009.11.14 / 配布開始